年末から読んでいた重松清の『定年ゴジラ』をようやく読み終える。
一番最初に重松清の世界に触れたのは、実はこの作品でした。多分4,5年くらい前だけど、NHKでドラマをやってて、それをたまたま観てたんですよ。「ああ、悪くないなぁ」と思って何となく覚えてたんですけど。連作短編集となってますが、鷺沢萌の解説にもあるように、まるで長編小説のような感覚でした。とにかく重松清という人は、いわゆる「普通の人たち」をとても暖かく、かつリアルに、読む人の心に響かせて描くことができる人ですね。第四章の「夢はいまもめぐりて」を読んでいる時は地下鉄だったんで、涙を拭うのにかなり困りました。
このお話に出てくる人々は、当然僕らの世代とは全然違います。そういう人たちには尊敬の思いを抱くと同時に、「いや、そこは…」なんて否定したくもなっちゃう、そんな感じだったんですが、もう少し違った接し方ができそうな気がします。うちの父親もそろそろ「定年ゴジラ」なんですが、残された人生を幸せに生きてほしい、そしてその幸せをこれからもシェアしたい、なんて似合わないことを考えてしまいました。
というわけで、ようやく『東京タワー』を読めますよと。
このお話に出てくる人々は、当然僕らの世代とは全然違います。そういう人たちには尊敬の思いを抱くと同時に、「いや、そこは…」なんて否定したくもなっちゃう、そんな感じだったんですが、もう少し違った接し方ができそうな気がします。うちの父親もそろそろ「定年ゴジラ」なんですが、残された人生を幸せに生きてほしい、そしてその幸せをこれからもシェアしたい、なんて似合わないことを考えてしまいました。
というわけで、ようやく『東京タワー』を読めますよと。
スポンサーサイト
| ホーム |